20年ちょっと前

家を建て替えようと思い立った。


家の図面を引いてみようと思った。

主人がタイ国へ四年間単身赴任している時だったので
時間も十分にある。

家の図面を引く勉強に没頭した。


何棟も図面の上で建てた。



特に、動線をイメージするのが、面白かった。

立面図も書いた。

「奥さん、自分の動線は見事ですね。」

と一級建築士さんに褒められた。

易学も勉強した。

出雲大社の先生に見てもらったら
「なれた大工さんでも、ここまで完璧にはできない」
と褒められた。


嫌いなことは全く見向きもしないが

面白いと思ったことは

ブレーキがきかなくなる性格。


私の図面は、ほとんどが、採用された。


通常なら、ピックアップして渡し
この中から選んでください。

というのだけれど
「奥さんだから・・・・」
「はい 宿題

と 分厚いカタログを数十冊渡された。


父にお伺いをたてたとき。
当然 大反対されると思っていた。


ところが
「壊すなら、目の黒い間に壊せ

と言った。

「普通は、目の黒い間は壊すな



だろう!
家のイメージも相談した。


以前の家は、
母屋と裏にも一軒
その後ろに平屋があった。
平屋は築10年にも満たなかった。

平屋の屋根の瓦は 純日本瓦
もったいなかったので、平屋のみ残して図面を書いた。
「中途半端なことはするな

建て替えるなら全部壊せ

と父に言われた。


私は、いけばなの稽古をするのに適した家が欲しかった。

駐車場が一番のネック。


また図面を書いて相談した。

「子や孫のことを考えんと

「これからの時代は、三階建て

と母に言われた。

また図面を書いた。
当然、父や母のお部屋は一階にある。

それを見た母は


「二階に住みたい。」

「一階には、住みたくない。」

「一階は風通しも悪いし、ホコリも入ってくる。」


「電気を点けたら 来た人や道路から丸見え」



「年よりかざ(加齢臭のことだろう)がするのは嫌だから





二階がいい。」
そうなると階段がネックになる

父〜「棺桶が回るような階段にしてくれ」
二階に床の間や仏間があるので、
そこで通夜をしてくれ
棺桶を一階まで運ぶには広い階段がいる
一階にある、稽古場で葬式をしてくれ
祭壇の向きは・・・ここで焼香を・・・」
それで
棺桶が二階から持って降りられる踊場のある階段になった。
それから時がたち


児島にも葬儀屋さんが増えた。
家での葬式は大変だから
ここでいい
とアーバンホールを指名した。

但し、お通夜は「家でしてくれ」だった。
父が亡くなった。
二階にある床の間から、仏間を通り
父が入った棺桶(棺)は、階段を降り
踊場を回って
一階へと無事運ばれた。


この階段、人間工学的にとても安全で
上がり降りしやすい階段だ。


なん段あるのかはっきりわかるように
滑り止めも色を変えている。

大きな荷物を持って前が見えなかった。


二段階段を踏み外した。



捻挫した


私だ。

今は、母のリハビリにとても役立っている。

「生活が二階で全部できるようにすればいいこと。

「家を倒すなら、前の家より貧弱な家にするな

高齢になった時のことを思い
エレベーターをつけるよう提案した。

「そんなものいらない


と母に言われた。
母は、閉所恐怖症だった。

それで
階段に昇降機をつけた。

エレベーターより高くついた。

父も母も試乗しただけで
一度も使っていない。


今は、日焼け防止のカバーが掛けられている。

出番を待っているが・・・

出番が来ない


小指を骨折した人がいる。

昇降機のお世話になった。

「やっと 昇降機も役に立ったなあ

皆に言われた。



私だった。



三階建てにするとお金の問題にぶち当たった。
父に言われた。


「子供が建てた家に住まわせてもらうのは嫌だ」

「二人分の金は出す。

といって
半分出した。


助かった。


あれから、20年位の時が流れた。
外壁の塗装も二度した。
数年前「ガイナ」という塗装に出会った。

この塗装!最近特にその良さがわかってきた。


「倉敷塗装」で検索し
「施工例 お客様の声」というのがある
それをクリックすると
我が家の施工例が出てくる。


この会社の社長は 女性

※当時は社長ではなかった。
初対面だったけれど


なぜか意気投合

とにかく性格がいい 気さくで 真面目
ほんとに、出会えてよかった。

「ガイナ塗装」と
今は社長の「牛之濱廣恵さん」にも
値段は、以前普通の塗装で塗り替えした時の値段より
100万円位は安くついた。


下請けに出していなくて 自社で塗装するので
安くなるのだという。

その通りだった。

ネットで見ればわかるけれど


社長は、あくまでも女性だ。


気になる人は、ネットで検索してみて
意味が
わかるはず!


今年の夏は、冷房を使った日はほとんどなかった。

一階の稽古場は、花が痛むので使ったけれど

「冷房しているのかと思った。」とよく言われる。
していない

ものすごい雨が降っていた。


稽古場で稽古をしていた方が言った。
「えっ? 雨が降っていたの?」


稽古に来られた方が 、ドアを開けたとき
どしゃ降りの凄い雨音が聞こえた。


「防音しているのですか?」
と言われた。

していない

全て「ガイナ塗装」の賜物。
防音効果まである優れもの。


二階や三階は、風が通る


外壁が焼けて暑くならないので


吹く風も涼しい。



流石、宇宙へ飛んでいくロケットの先端に塗っている塗装
塗装は、NASAの技術


トタン等の屋根に塗ると
なお一層その効果がわかるらしい。

話が違う方向になってきた。

いつものことだけど・・・


28日から、台所と洗面所
トイレ・玄関・照明・窓ガラスの
一部リホームに入る。
最近の水回りの進化はすごい



※ごめんなさい
昨日のブログで 古文書の二枚目が
途中で、消えていたらしい。
気がついてやり直した。
読んでおられる方は
昨日のブログに戻ってみてください。
最後のページにある 御前道の昔の地図
